個人的に気になっているアニメやマンガの評判を観察しつつ、自分の感想や考察を述べています。明日発売のマンガとか・・・・・も紹介してます。
結局、切嗣は自分の正義を貫いたか。 ナタリアは、彼にとって「良き師」、「良きパートナー」であったが、彼の信念を覆すほどの存在にはなれなかった。 当たり前か。 彼女は、切嗣の理想の対局に存在するもの。 所詮は、相入れぬ存在だよね。 だけど、彼に生き抜く方法を示し、その手段を与え、なにより家族だった。 それは、かけがえのない、ね。 それでも、ナタリアを自らの手にかけなくてはならなかった苦悩。 それがいかほどのものだったかは、今回の話を見ていれば判る。 そして、それを実行できる強い意志と、頑なに理想を追求する、ある意味歪んだ信念。 そこにはやはり、究極的に何かを追求しようとする、魔術師の血が作用したのかもしれないね。 理想のためには手段を選ばず、何を犠牲にしても目的を達するその姿勢は、魔術師と同じ盲目的なモノを感じます。 その姿は皮肉にも、彼がその生き方を否定するセイバーの「王としての姿」に通じるものがありますよね。 ・・・・・似ているからこそ、相入れぬものがあるのかも知れません。 哀しいね。 切嗣が、その人生と聖杯に求めるモノのすべてを語っていたら、或いはセイバーにその想いを理解してもらえたかもしれない。 だけど、それは彼にとっては意味が無いことなんでしょう。 こうして、彼は聖杯を求めるに至った。 そのためには、結果として愛することとなったアイリをも・・・・・・。 そうまでして手に入れようとした聖杯の正体を知った時・・・・・その絶望感は、いかほどのものだったのか? 展開は、いよいよ終盤。 残るは油断できぬ強敵ばかり。 果たして切嗣は、どう戦う?! P.S. 今回と前回。 この2話を、セイバーに見せてやりたい。 心からそう思ったよ。
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