4巻読みました。
赤セイバーの真名が明かされましたね。
どっかの王であることは間違いないと思っていたが、『暴君』であったか。
でも、世界史詳しくないから、どんな暴虐の限りを尽くしたかまでは知らないんだよな。
案外、この物語で語られていることが、真実に近いのかもしれませんね。
市民に慕われていると思っていても、為政者なんてものは時代の流れで持ち上げられもすれば、貶められもする。
元々一般市民であった民主主義での為政者=政治家ですら、民衆を味方につけたと錯覚し、失脚することなんてザラ。
ましてや、産まれながらに為政者のなるべく育てられた人間が、真に民衆を味方につけることなど至難の業でしょう。
ましてやネロがやってきたことは、見るものの立ち位置が変われば放蕩・・・・・我が儘の限りを尽くしたと言われても仕方ないこと。
民衆だって、所詮自分勝手で我が身が可愛い人間でしかない。
失脚した為政者を持ち上げる者など、皆無に近いでしょう。
そう考えると、歴史上『暴君』と呼ばれたり『悪政』を行ったと言われる『悪名高き為政者』たちも、根っからの悪人なんて少ないんだろうね。
現代の政治家と違い、報いを受けたり悲惨な最期を迎えたりする分、悲しい存在なのかもしれない・・・・・・。
そんなことを思っちゃいました。
週刊ファミ通編集部 エンターブレイン 2013-04-27
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